車椅子シーティング研修を行いました

介護老人保健施設 向陽りんどう苑です。
この度は当ブログをご覧いただきありがとうございます。

9月21日(土)に当苑で『車いす再発見プロジェクト』と題し、同プロジェクトの車椅子エバンジェリストで理学療法士の宇佐見将太氏をお招きし研修を行いました。当苑や関連病院より看護、介護やリハビリ職員が参加しました。講義では車椅子シーティングの重要性や基本技術などを学びました。実技での車椅子シーティング体験では車椅子を身体に合わせる事の重要性を体験を通じて感じました。また当苑入所のご利用者様にもご協力いただき実技指導も行っていただきました。

当苑でも車椅子を利用するご利用者様も増え、生活をしていく上で重要なツールとなっています。職員が車椅子シーティングに関心を持ち、実践することで、ご利用者様が快適、最適に車椅子を利用することができ、姿勢や動作の改善にもつながる事が期待できます。
研修後は早速ご利用者様への検討、実践を行う職員も見られ、大変有意義な研修となりました。また講演で使用した松永製作所様(本プロジェクト後援企業)の最新の車椅子2台を寄贈いただきました。

今後も職員の個々の力を高め、施設としてご利用者様に還元できるような研修を進めていきたいと思います。

*エバンジェリスト:業界のトレンドや技術について、ユーザーやエンジニアなどに分かりやすく説明し、啓蒙することを役割とする専門人材のこと。
*シーティング:対象者等の適切な座位姿勢を実現することで、二次的障害の予防、活動と参加の促進、心身機能・構造の改善を促すことを目的に、椅子・車椅子を利用して生活する人を対象に、座位に関する評価と対応(機器の選定、調整、マネジメントなどを含む)を行うこと。

研修推進委員KK